媛西電車1800系

↑1800系

 

 媛西本線の部分開業が決定し,1000系は四国側に来ないこととなり,徳島~美馬,伊予氷見~松山間で運行する近郊用車両が必要となったため,急ピッチで開発から完成までいたった車両が1800系だ. 新たなデザインなどを考える時間などは無かったため,前面デザインは1000系と全く同じ,扉も3つあるうち中央の扉をなくし,窓の仕切りを少なくしただけというあまり変化のない車両となった. 将来,媛西本線が全通した場合も直通電車は1000系が担うこととなっていたため,この電車は交流専用車両として製造された. 転換式クロスシートを備えたセミクロスシート車両で一応,トイレも備えられた. 車体はアルミ製19メートル級.1両編成の2扉車でシングルアームパンタグラフを2基搭載した.

 

(Mc)   (Tc)

 

1800 (2001.1)

 

1801 (2001.1)

 

1802 (2001.1)

 

1803 (2001.1)

 

1804 (2001.1)

 

1805 (2001.2)

 

1806 (2001.2)

 

1807 (2001.2)

 

1808 (2001.2)

 

1809 (2001.2)

 

 非常に短期間に10両も製造したため,早いうちにリニューアルされたり,新車に置き換わると社内でも思われていたものの,登場から15年以上経った今も全車両がほぼ原型を留めて活躍中だ.

 

 ほぼ原型を留めている.と言ったのは製造時から変更された点が一部あるためだ.

 

 JR乗り入れが決定した20027月から改札の設置されていないJR線内での運賃回収などのための運賃箱が運転席後ろに順次設けられた.1両単独運転のみだったため,ドアカット用装置は設置されなかった.

 

 1800系は登場時から方向幕を搭載していて,媛西本線が延伸開業するたびに幕が継ぎ足されていっていたものの,今治線開業決定や駅名変更,終着駅変更などにより,幕数が多くなってしまい整備が大変になることを想定し,2015年から順次,フルカラーLED行き先表示に交換されている.

 

 旧塗装(濃いめのパステルピンク帯)の車両がリニューアルによりどんどん減っていく中,1800系はまだ全車両が旧塗装だ.いつ変更されるかは分からないものの,しばらくはこの姿が見られるものと思われる.